ゴスペル塾

ゴスペル塾の目的は
個人のスキル・アップ!

「ゴスペル塾」は教室形態ですけど、プログラムは「ソロ・ヴォーカル」に特化しており、目的は個人のスキル・アップです。同じクラスの仲間との共同作業はほぼ無く、個々が同じ課題に向き合う「同志」でしかありません。

プログラムの性質上、各クラス最大定員は8名までとなっています。

ただ上にも書いていますが、「一緒に何かをやる」という形ではないのであくまで「個人」としてご参加ください。

多人数でのグループ間やパート間での人間関係が「ちょっと重い・・」と感じる方には向いてるスタイルかもしれません。

久々に若干名のメンバー募集を行います

S.M.S Gospel Studio はBee芦原がゴスペル・ディレクター、ヴォーカリストとして長年培ったこだわりが凝縮されたスタジオです。特に2020年のコロナ禍以降はオンラインでの動画配信の必要性から、映像を取り入れたレッスン環境が充実しました。

今回の「ゴスペル塾」の再開に際して、この「こだわりの財産」をすべて参加メンバーと共有したいと考えています。ですのでこのコンセプトは豊中スタジオでしか実現できません。誠に申し訳ありません。

参加希望の方はがんばって豊中まで来てください!梅田から急行で2駅。15分くらいですので案外近いです。

既存の3クラス(第1日曜日の12:30~、15:00~、第2土曜日の18:00~)に関しては、コロナが少し落ち着いたので定員を6名から8名に増やしました。また最近「平日のクラスの開講」に関するお問い合わせも増えてきましたので、近々そちらの方も募集が始まります。

時代を築いてきた
アーティスト達から学ぶ

ゴスペル塾では、大まかに「声域」「声質」「曲調」などで区分した12曲の課題曲を用意しています。各自、この中からチャレンジしたい曲を選んでもらって練習を開始します。

レッスンは一カ月の練習成果を発表する場

一人ずつマイクを通してみんなの前で歌います。初めは原曲に合わせてですが、ある程度完成度が上がってきたら専属のピアニストの弾くピアノ伴奏に合わせて歌い、最終的にはライブをしたりレコーディングをしたりします。(ライブやレコーディングはあくまで本人の意思でやるものであり、最終的なゴールではありません。自由選択ですのでやらなくても構いません。)

い黒人民謡の
音楽的特徴

  1. 共同制作
  2.  コール&レスポンス
  3. 合唱部分のリフレイン
  4. 即興のメロディと歌詞
  5.  多様な音楽装飾(slurs, bends, shouts, moans, groans, cries)
  6. 個人が原旋律を離れて装飾を行いつつ歌うグループ歌唱
  7. 複合的なリズム構成(シンコペーション、ポリリズム)
  8. 歌唱に身体動作が伴うこと
  9. 一定の韻律にのった常套表現(決まり文句)が色んな曲に引用される。

ブラック・ゴスペルの歌い方にはルールがある

黒人音楽にはその「特徴」として上の9つがあげられますが、そのうちでもゴスペルのリード・ヴォーカルやソリストは特に「4番と5番」をしっかりと勉強すると、より黒人教会で歌われているような「ゴスペル歌唱法」が身に付くと思います。

長年、日本のゴスペルの歌い手をたくさん見させてもらっていますが、「上手い人」に限って日本人独特の「なんちゃって感」があります。

特に日本人で「R&B」とか「ディーヴァ系」と呼ばれる女性歌手は「それっぽさ」を出すのは本当に上手いんですけど、でもコンテンポラリーの原曲の上っ面だけ真似してるので薄っぺらくて説得力がありません。

ここまで書いたら「じゃあどうやったら歌えるのかを、お前が指導できるのか?」というご意見も飛んできそうですが、これに関しては僕の場合は「自分が歌ったことのある男性歌手」に限っては、まあまあいいレベルまでレクチャーできると思いますが、女性歌手に関しては「違うのはわかる」としか言えません。

ただ僕が話したことのある黒人歌手はほとんどが「現代の歌手」の物真似ではなく、もっと伝統的な歌唱手法を勉強することに時間をかけています。

 ゴスペルの草創期を築いたマザー・スミスサリー・フィールドベッシー・スミスマ・レイニーに憧れて、彼女たちの自由度の高い洗練された歌唱法を盗むことによって、初期のゴスペルのアプローチの基礎が出来上がりました。

それをマヘリア・ジャクソンクララ・ウォードなどが具体的なスタイルとして確立させ、その後のアレサ・フランクリンをはじめとするフォロワーは現代にいたるまで、先人が作った「厳格なルール」を守っています。どれだけサウンドが新しくなってもこの「ルール」は影響を受けない「不変のルール」であり、黒人歌唱法の「背骨」となっていると僕は解釈しています。

本気で向き合う仲間から
良い刺激をもらおう!

上に書いたような「ゴスペル歌唱の黄金律」みたいなものをBee校長が教えられるのかと言えば残念ながら答えは「No」です。

というかそんなの教えられる先生っていないんじゃないかなと思います。でもオタクなBee先生は、「アレサが誰から歌を習ったか?」「マヘリアが誰の影響をもろに受けたか?」また「マヘリアは誰をかわいがっていたか」みたいなことをめちゃ知っています。

なので「アレサみたいになりたかったら、とりあえずアレサが影響を受けたクララ・ウォードをコピーしてみよう!」という実験的な練習をプログラムしようと考えました。それが「ゴスペル塾」です。

そして、そんなアホみたいな実験に本気で付き合ってくれるメンバーが現在約20名程います。みんなめちゃくちゃ真面目にヴィンテージ・ゴスペルの王道をコピーしています。そして、ちょっとBee校長も驚くくらいの成果が出てきた人が数人現れ始めました。この数人に関しては「やって良かったね~」と言えます。

もし「自分も興味がある」という方はとりあえずご連絡ください。完全少人数制ですので希望者が多くなればクラスを増やしますし、空きのあるクラスに入会することもできます。

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